顎関節症を放置するとどうなる?リスクと治療法を解説
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

「口を開けるとあごが痛い」「あごを動かすとカクカク音がする」といった症状があっても、しばらくすれば治るだろうと様子を見ている方もいるのではないでしょうか。
顎関節症は自然に症状が軽くなる場合がある一方で、痛みや口の開けにくさが続き、食事や会話などに影響することもあります。そのため、症状が続いている場合は放置せず、あごの状態を確認することが大切です。
では、顎関節症を放置すると、具体的にどのような問題が考えられるのでしょうか。
この記事では、顎関節症の基本的な知識から、症状をそのままにした場合に考えられる影響、歯科医院で行う主な治療法までわかりやすく解説します。
顎関節症とは

顎関節症とは、あごの関節やあごを動かす筋肉に痛みが出たり、口を動かしにくくなったりする状態の総称です。主な症状には「あごが痛む」「口を大きく開けにくい」「あごを動かすと音がする」などがあります。
顎関節症は、症状が出ている場所や状態によっていくつかに分けられます。たとえば、あごを動かす筋肉に痛みが出るものや、耳の前にある顎関節に痛みが出るもの、関節の中にあるクッションのような組織がずれて口を動かしにくくなるものなどがあります。
症状の現れ方や強さは患者さんによって異なります。また、顎関節症は一つの原因だけで起こるとは限りません。あごへの負担をはじめ、さまざまな要因が関係すると考えられています。
強い痛みが続く、口が開きにくい、食事がしにくいなどの症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、歯科医院であごの状態を確認してもらうことが大切です。
顎関節症を放置するとどうなる?

顎関節症は、症状が自然に軽くなる場合もあります。
しかし、痛みや口の開けにくさが続いている場合は、食事や会話など普段の生活に影響が出ることがあります。ここでは、顎関節症の症状を放置した場合に考えられる影響について解説します。
痛みが慢性化しやすくなる
顎関節症による痛みは自然に軽くなる場合もありますが、症状によってはあごやその周辺の痛みが長く続くことがあります。痛みが長期化すると、食事や会話などであごを動かすたびに痛みを感じるなど、日常生活への負担も大きくなります。
また、痛みが長く続くほど、あごの痛みに対する不安やストレスを感じることもあります。症状が続いている場合は我慢せず、早めに歯科医院であごの状態を確認してもらうことが大切です。
口が開かなくなる可能性がある
顎関節症になると、口を大きく開けにくくなる場合があります。
あごの関節には、口をスムーズに動かすため、クッションのような役割をする組織があります。この組織の位置がずれるとあごの動きが妨げられ、口が開きにくくなるのです。また、あごを動かす筋肉に痛みが生じ、十分に口を開けられないケースもあります。
症状が強くなると、大きな食べ物を口に入れにくくなったり、歯磨きがしづらくなったりすることもあります。以前より口が開きにくい状態が続いているときは、無理に動かさず、歯科医院であごの状態を確認してもらいましょう。
食事や会話に支障をきたす
顎関節症の痛みや口の開けにくさが続くと、食事にも影響が出てきます。硬いものを噛んだときに痛みを感じたり、大きく口を開けられず食べにくさを感じたりすることもあるでしょう。
また、会話中は思っている以上にあごを動かしています。症状がある状態で長く話していると、あごが痛くなったり、疲れを感じたりすることがあります。
精神的なストレスが蓄積する
あごの痛みや口の開けにくさが長く続くと、それ自体がストレスになることがあります。
「いつまで痛みが続くのだろう」「食事のときにまた痛くならないだろうか」と、あごの状態が気になって落ち着かない方もいるでしょう。こうした不安を抱えながら生活することで、精神的な負担が大きくなる場合もあります。
日常生活に支障をきたす
顎関節症の症状が続くと、普段何気なく行っている動作にも不便を感じることがあります。たとえば、あくびをすると顎が痛む、口が開きにくくて歯磨きがしづらいなどです。
あごは一日のなかで何度も動かすため、痛みや動かしにくさが続けば、日常生活の負担にもつながります。症状によって生活に不便を感じている場合は、我慢を続けず、歯科医院で相談しましょう。
顎関節症の治療法

顎関節症の治療法は、症状の程度や原因などによって異なります。ここでは、代表的な治療法について解説します。
スプリント療法
スプリント療法は、患者さんの歯型に合わせて作ったマウスピースを装着する治療です。マウスピースで上下の歯が直接強く接触するのを防ぎ、歯やあごにかかる負担を軽減します。特に、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりがある方では、歯やあごを守る目的で使用することがあります。
使用する時間や期間は、あごの状態や症状によって異なります。長く装着すればよいというものではないため、歯科医師の指示に従って使用することが大切です。
薬物療法
あごの関節やその周りの筋肉に痛みがある場合は、症状に合わせて痛み止めを使用することがあります。薬によって痛みや炎症を抑え、食事や会話などで感じるつらさを和らげることが目的です。
ただし、薬を飲めば顎関節症そのものが治るわけではありません。痛みを抑えながらあごの状態を確認し、必要に応じてほかの治療も行います。薬を使用する際は、決められた量や期間を守ることが大切です。
理学療法
理学療法は、あごを動かす運動などを行い、口を開けやすくする方法です。口が開きにくい場合には、あごの状態を確認しながら少しずつ口を開ける運動を行い、動かせる範囲を広げていきます。
歯科医院では、どのくらい口が開くのか、あごを動かしたときに痛みが出るかなどを確認します。そのうえで、一人ひとりの状態に合わせたあごの動かし方を指導し、自宅で続けてもらう場合もあります。
無理に大きく口を開けたり、強い力を加えたりすると痛みが強くなる可能性があるため、自己流で行わないことが大切です。教わった方法や回数を守り、無理のない範囲で続けましょう。
生活習慣の見直し
顎関節症の治療では、普段の生活であごに負担をかけていないか見直すことも大切です。たとえば、歯を食いしばる、ガムを長時間噛む、頬杖をつくといった癖は、あごの関節や周りの筋肉に負担をかけることがあります。
痛みが強い時期は、硬い食べ物を控えるなど、あごを休ませることも意識しましょう。また、食事や会話をしていないときは、上下の歯を離しておくのが基本です。何もしていないときにも歯を噛み合わせていることに気づいたら、力を抜いて上下の歯を離すよう意識します。
こうした日常の癖を見直すことも、あごへの負担を減らすために自分でできる対策の一つです。
ただし、強い痛みや口の開けにくさが続いている場合は、自分だけで対処を続けず、歯科医院で相談しましょう。
まとめ

顎関節症では、あごの痛みや口の開けにくさ、あごを動かしたときの音などがみられます。
症状が自然に軽くなる場合もありますが、痛みや口の開けにくさが続くと、食事や会話、歯磨きなど普段の生活に影響が出ることがあります。あごの不調を感じたまま、長期間そのままにしないことが大切です。
治療では、マウスピースを使うスプリント療法や薬物療法、あごを動かす理学療法などを、症状やあごの状態に合わせて行います。また、食いしばりや頬杖など、あごに負担をかける日常の癖を見直すことも大切です。
あごの痛みが続いている、以前より口を開けにくくなった、食事がしづらいといった症状がある方は、我慢せず歯科医院で相談しましょう。早めにあごの状態を確認してもらうことで、自分の症状に合った対処につなげられます。
顎関節症の症状にお悩みの方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
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