歯のコラム
2026年09月22日

小児矯正は何歳まで?治療を受けるメリットや費用も解説!

こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

笑う整った歯並びの子どもの口元

子どもの歯並びや噛み合わせに関する疑問や不安は、多くの保護者の方が抱えています。特に、小児矯正はいつ始めるべきか、何歳までに治療を終える必要があるのかなどは非常に関心の高いテーマではないでしょうか。

最近では、成長期の柔軟な骨の動きを利用して無理のない矯正が可能な小児矯正に注目が集まっています。

今回は、小児矯正の基本的な知識から、治療を受けるメリット・デメリット、費用の目安についてわかりやすく解説していきます。お子さまの歯並びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

小児矯正は何歳から何歳まで?

ハテナマークの書かれた紙を掲げる子ども

小児矯正は、子どもの成長段階に合わせて進められる歯の矯正治療で、大きく分けて2つの時期に分類されます。ご家庭での判断が難しい場合もありますので、歯の並びや噛み合わせに気になる点がある場合は、できるだけ早めに歯科医院で相談してみましょう。

第一期治療

第一期治療とは、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行われる矯正治療で、一般的には6〜12歳ごろが対象になります。この時期の主な目的は、あごの発育を正しい方向へ導き、永久歯が生えるスペースを確保することにあります。骨の柔軟性が高いため、あごの幅を広げるような治療が可能なことが特徴です。

使用される装置は、床矯正装置や拡大装置といった取り外し式のものが多く、子どもの成長を活かしながら進める治療が中心です。歯並びの土台を整える大切な段階といえるでしょう。

第二期治療

第二期治療は、永久歯がすべて生えそろった12歳以降、もしくは中高生~大学生頃に行われる治療で、大人の矯正とほぼ同じ方法で行われます。歯の位置を細かく調整して、かみ合わせのバランスを整えるのが目的です。

この段階では、主にワイヤー矯正やマウスピース矯正を行います。第一期治療で顎のバランスが整っていると、第二期治療が不要になる可能性もあり、必要な場合でも治療期間が短く済むようになることが多いです。

また、大人になってから矯正を行う場合も、この第二期治療に該当します。

小児矯正を検討したほうがよい症状

すきっ歯で受け口の子どもの口元

お子さまの口元や歯並びに、なんとなく気になるところがあるけれど、矯正が必要なのかどうか判断できないという保護者の方も多いのではないでしょうか。実は、見た目だけではなく、噛み合わせや発音、日常生活の癖が原因となっている場合もあります。

ここでは、小児矯正が必要とされる代表的な症状をご紹介します。

出っ歯

出っ歯は、上の前歯が前方に突出している状態のことを指し、専門的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれます。原因としては、骨格のバランスの乱れや、口呼吸、指しゃぶり、舌の癖などが考えられます。見た目が気になるだけでなく、前歯が前に出ていることで、転倒時に歯をぶつけて欠けたり折れたりするリスクが高くなります。

また、口が閉じにくくなることで口内が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクが高まることもあります。出っ歯は早期に治療を始めることで、顎の成長をコントロールしながら改善が期待できるため、気になる場合は早めの相談が大切です。

受け口

受け口とは、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態で、反対咬合とも呼ばれます。あごの骨格や噛み合わせに影響しやすく、大人になると改善が難しくなるケースもあります。

小児期の治療により、上あごの成長を促すことで歯列全体のバランスを整えやすくなります。早期に治療を始めることで、見た目や発音への影響を抑えられるでしょう。

叢生(歯が重なり合う状態)

叢生(そうせい)とは、歯が並ぶためのスペースが足りず、歯が重なって生えている状態のことです。見た目が気になるだけでなく、磨き残しが増えて虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

小児矯正では、歯が並ぶ場所をあらかじめ確保することで、歯並びが悪くなるのを防いでいきます。将来的に大がかりな矯正を避けるためにも、早めの対応が効果的です。

開咬

開咬とは、奥歯は噛み合っているのに、前歯が上下でしっかりと閉じず、常にすき間が空いている状態の噛み合わせです。この状態は、指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸などが原因で起こることが多く、見た目の問題だけでなく、発音や食事のしづらさにもつながります。

小児矯正では、悪癖の改善とともに、噛み合わせを整える治療を行うことで、自然な口元と機能の回復が期待できます。

小児矯正のメリット

メリットと書かれたブロック

小児矯正には、大人になってからの矯正にはない多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットをいくつかご紹介します。

骨格の成長をコントロールできる

小児矯正の大きな特徴は、あごの骨の成長を利用できる点にあります。

成長期の子どもは、あごの骨が柔らかく、動きやすいため、歯だけでなく骨格そのものに働きかける治療が可能です。たとえば、上あごが狭い場合には、拡大装置を使って横幅を広げることで、歯がきれいに並ぶスペースを確保できます。これにより、将来の本格的な矯正が必要なくなることもあります。

治療期間や費用を抑えられる

成長期に矯正治療を始めれば、歯が動きやすく治療の効果が現れやすいため、結果的に治療期間が短くなることがあります。また、歯の抜歯を避けられるケースが多く、成人矯正に比べて身体への負担も軽くなる傾向があります。

費用面においても、早期に治療を始めることで複雑な処置や再治療の必要性が減り、総合的な費用を抑えられる可能性があります。

永久歯の抜歯を避けられる可能性がある

小児矯正では、あごの成長を利用して歯がきれいに並ぶためのスペースを確保できます。その結果、将来的に永久歯を抜かずに矯正できる可能性が高くなります。見た目や噛み合わせがより自然に仕上がることもあるため、子どもの将来を考えるうえで大きなメリットとなります。

コンプレックスの改善が期待できる

歯並びや口元にコンプレックスを抱える子どもは少なくありません。見た目を気にして笑顔を見せなくなったり、人前で話すことに自信を持てなくなったりするお子さまもいます。

小児矯正によって歯並びが整うことで、こうした心理的な負担が軽減され、自然と笑顔が増えたり、自己肯定感が高まったりするかもしれません。精神的な成長期にある子どもにとって、見た目のコンプレックスを早期に解消することは、学校生活や人間関係にも良い影響を与えるでしょう。

虫歯や歯周病になるリスクを軽減できる

歯並びが悪いと、歯と歯の間に食べかすや汚れが残りやすくなります。その結果、歯みがきがしづらくなり、虫歯や歯肉炎などのトラブルが発生しやすくなるのです。

小児矯正で歯並びを整えることで、歯と歯の重なりが減り、毎日のブラッシングがしやすくなります。そうすることで、お口の中を清潔に保ちやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクを抑えやすくなるでしょう。

小児矯正のデメリット

デメリットと書かれたブロック

小児矯正には多くのメリットがある一方で、治療を始める前に知っておくべきデメリットもあります。ここでは、小児矯正に伴う主なリスクや負担について解説します。

費用が高額になりやすい

小児矯正は、自由診療であることが多く、基本的に保険が適用されないため、治療費が高額になる傾向があります。特に、1期治療と2期治療の両方が必要になった場合、総額が大きくなるかもしれません。

使う装置や治療期間、歯科医院の方針によって費用は大きく変わるため、事前にしっかりと説明を受け、トータルでどのくらいの費用がかかるのかを確認することが大切です。治療費用は大きな負担になることがあるため、家計とのバランスを考えながら無理のない計画を立てましょう。

子どもの協力が必要

子ども自身が矯正治療に前向きでなかったり、装置の装着や通院に非協力的だったりすると、治療が思うように進まないことがあります。特に幼い年齢では矯正の目的を理解しにくいため、保護者の方がしっかりと声かけし、励ましてあげることが大切です。

装置を外してしまったり、通院を嫌がったりといったこともありますが、日々のサポートが治療の成否を左右します。

治療中は痛みや違和感がある

矯正装置を装着すると、歯が動く過程で痛みや違和感を覚えることがあります。特に初めて装置をつけたときや、調整後の数日間は、食事がしにくくなったり、しゃべりにくく感じたりすることがあるでしょう。これらの症状は通常、数日で慣れてくることが多いですが、お子さまにとってはストレスになる場合もあります。

保護者の方は、痛みが強い場合には歯科医院に相談するなど、適切なサポートを行うことが大切です。

治療期間が長くなることがある

小児矯正は、成長のタイミングに合わせて段階的に進めることが多いため、治療期間が長くなる傾向があります。第一期と第二期に分けて行うケースでは、数年にわたって通院が必要になることもあります。

成長の度合いによっては、矯正が一時中断されることもあり、保護者の負担が続く点には注意が必要です。

保護者の方のサポートが必要

小児矯正では、お子さまがきちんと装置を使い続けられるよう、日常生活のなかでのサポートがとても大切です。たとえば、取り外し式の矯正装置の場合、毎日決められた時間しっかり装着しなければなりません。

また、装置の取り扱いや破損、紛失にも気を配る必要があり、保護者の方が装着時間を管理し、励ましてあげることが治療の成果につながります。さらに、定期的に通院する必要もあるため、ご家庭の協力が不可欠です。

小児矯正の費用

計算機とハテナマークの書かれたブロック

小児矯正の費用は、治療の内容や期間、使用する装置の種類、歯科医院の方針などによって幅があります。

1期治療の費用は30万円〜70万円程度が相場とされています。この段階では、顎の成長を調整したり悪習癖を改善したりする目的で装置を使用します。治療期間は1年〜3年程度が一般的で、装置の種類によっては月額制で費用を設定している歯科医院もあります。

2期治療では、本格的な矯正装置を用いて歯並びを整えていきます。費用の相場は、追加で40万円〜70万円程度かかるのが一般的です。ただし、1期治療をしっかり行っておくことで、2期治療が不要になったり、短期間で済んだりするケースもあります。

まとめ

描いた絵の周りに放射状に寝転がる笑顔の子ども達

小児矯正は、子どもの成長段階に合わせて行うことで、多くのメリットを得られる治療です。適切な時期に治療を始めることで、抜歯のリスクを減らせるだけでなく、将来の矯正治療が不要になる可能性もあります。また、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや発音、虫歯予防にもつながる点は大きな魅力でしょう。

一方で、治療には費用や時間がかかり、子ども自身や保護者の方の協力も欠かせません。小児矯正を検討する際には、信頼できる歯科医師に相談し、お子さまに合った治療方針を見つけることが大切です。

小児矯正を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。当院の診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

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