床矯正で痛みが出る原因と対処法!治療のメリット・デメリットも
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

「床矯正って痛みが出るって聞いたけど本当?」「痛みに対処する方法はある?」と疑問を持っている保護者の方もいるでしょう。床矯正は、正しい使用法を守っていれば強い痛みを感じることは少ないです。
しかし、強い痛みを感じる場合には、何らかの問題が生じている可能性があります。
この記事では、床矯正で痛みが出る原因と、痛みを和らげるための対処法を解説します。床矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
床矯正とは

床矯正とは、主に子どもの顎の成長を促すことを目的とした矯正治療のひとつです。床矯正で使用する装置には、顎の幅を広げるためのネジやバネが組み込まれており、調整することで顎の成長をサポートします。歯そのものを動かすというよりも、歯が正しく並ぶためのスペースを確保することが主な目的です。
装置は基本的に毎日一定時間装着しますが、食事や歯磨きの際には取り外せるため、日常生活への影響が少ないというメリットもあります。
床矯正で痛みが生じる原因

床矯正は痛みが少ない治療とされていますが、痛みを感じるケースもあります。ここでは、床矯正で痛みが生じる原因について解説します。
装置が粘膜に当たっているため
床矯正の装置は、歯茎や頬の内側など、口の中に密着する形で装着されます。その際、装置の縁や金属部分が粘膜に当たって擦れたり圧迫されたりすると、痛みを感じることがあります。
個々の口の形や成長によって微妙なズレが生じ、装置が痛く感じられることもあるでしょう。特に、発音をするときや食事中に動かす筋肉と干渉することで、一時的に粘膜が炎症を起こすこともあります。
このような場合は、無理に使い続けるのではなく、速やかに歯科医院に相談し、装置の調整を受けることが重要です。
歯に力がかかっているため
床矯正で使用する装置には、ネジによって顎の幅を広げるための圧力を加えます。ネジを回すことで装置が広がり、顎にも広がる力が働きます。力は少しずつ加わるものですが、骨の成長を促すための力が加わるため、一時的に痛みを感じることがあるのです。
特に初めてネジを回したときや、ネジを回した直後は、顎の骨や周囲の組織が圧迫されるような痛みや違和感を覚えることがあります。痛みの程度には個人差があり、強い圧迫感を訴えるお子さまもいれば、ほとんど気にならないお子さまもいます。
一時的な痛みは、ネジの調整によるものが多いですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みが続く場合は、歯科医師に相談してください。
床矯正で痛みがあるときの対処法

床矯正で痛みがあるときの対処法は、以下のとおりです。
装置の装着時間を守る
床矯正は装置を一定時間装着することで効果を発揮しますが、痛みがあるからといって装着時間を短縮すると、かえって治療期間が延びたり痛みが長引いたりする可能性があります。装着時間を守ることは、痛みを長引かせないためにも重要なポイントです。
痛みによって装着が難しい場合は、歯科医師に相談してください。装着時間を調整したり、装置を調整したりすることで、痛みを軽減できるかもしれません。
装置の調整を受ける
床矯正では、顎の骨を広げていく過程で、装置を定期的に調整する必要があります。自分の判断でネジを回しすぎると、強い力がかかって痛みが出ることがあります。
ネジを回す頻度やタイミングは、必ず歯科医師の指示に従いましょう。指示どおりに使っていても痛みが続く場合は、装置が合っていない可能性があります。数日たっても痛みが引かないときは、歯科医院で確認してもらいましょう。
食事内容を見直す
装置を入れた直後や調整後は、噛む力が必要な食事が負担になりやすく、痛みを強く感じることがあります。炎症が起きている場合や、装置が歯茎や粘膜に擦れて痛むときは、無理に通常の食事をとるのは避けましょう。
おかゆやうどん、スープやヨーグルト、バナナなど、できるだけやわらかく消化しやすい食べ物を中心にすることで、歯や歯茎への負担を減らせます。
また、硬いせんべいやナッツ類、繊維質の多い肉類などは避け、食材を小さく切る、よく煮込むなどの工夫で、噛む動作が楽になります。痛みが軽減され次第、徐々に通常の食事に戻しましょう。
口腔内のケアを徹底する
装置が原因で粘膜が傷ついている場合や、口内炎ができている場合、清潔な状態を保つことが回復を早め、痛みを和らげるうえでも重要です。水でのうがいや洗浄液の使用を積極的に行い、口腔内を常に清潔に保ちましょう。
また、装置の表面などに食べ物が詰まっていると、炎症や痛みの原因になるため、歯磨きや装置の洗浄も丁寧に行うようにしましょう。
冷やす・鎮痛剤を使用する
装置を付けてから数日は、歯や顎の骨が押されているような違和感や痛みを覚えることがあります。まず試したいのが、痛みがある部分を冷やす方法です。
冷たいタオルや保冷剤を当てることで炎症を抑え、痛みをやわらげる効果があります。冷やすときは、皮膚を傷つけないようタオルを巻いて短時間で行うのがポイントです。
それでも痛みが強く、生活に支障をきたす場合は、市販の鎮痛薬を使用することも一つの方法です。子どもに使用する場合は、安全性を考慮して必ず歯科医師や薬剤師に相談し、指示通りに服用するようにしましょう。
なお、鎮痛剤などで痛みをごまかし続けると、本来必要な装置の調整が遅れる可能性があります。痛みが数日以上続く場合や悪化する場合は、自己判断せずに歯科医院に相談してください。
床矯正のメリット

ここでは、床矯正のメリットについて解説します。
将来の治療の負担を軽減できることがある
床矯正は、6歳から12歳頃にかけての混合歯列期に行われる治療です。この時期は顎の骨がまだやわらかく、成長のコントロールがしやすいため、歯が生えるスペースを確保しながら、より自然な形で歯並びを整えられます。
成長に合わせて少しずつ顎を拡大するため、将来的に抜歯を伴う矯正を避けられる可能性が高まります。抜歯による身体的な負担を抑えるだけでなく、治療期間を短縮できるケースがあります。
取り外しができる
床矯正の大きな特徴として、装置を自分で着脱できる点が挙げられます。固定式の矯正装置とは異なり、食事や歯磨きの際に外せるため、口腔内の清掃がしやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすくなります。
また、違和感や痛みが強いときには一時的に外すことも可能です。この点は、お子さまにとっても、保護者の方にとっても大きなメリットといえるでしょう。
床矯正のデメリット

どの矯正方法にも一長一短があるため、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解しておくことが重要です。ここでは、床矯正のデメリットについて解説します。
自己管理が求められる
床矯正では、装置を1日12〜14時間程度装着する必要があります。夕食後から翌朝までを中心に装着すれば、学校にいる時間は外しておけるでしょう。
ただし、取り外しができる反面、装着を忘れたり面倒になって外したままにしたりすることも起こり得ます。装着時間が不足すると顎が計画どおりに広がらず、治療期間が延びる原因になりかねません。
お子さま自身で完全に時間を管理するのは難しい場合が多いため、保護者の方のサポートが必要です。装着した時間を記録しておくと、不足しているかどうかを把握しやすくなります。
適応症例が限られる
すべての歯並びに床矯正が適しているわけではありません。床矯正はあくまで骨格の成長を助け、永久歯が正しい位置に生えるためのスペース作りを目的とした治療です。
そのため、重度の叢生(歯が重なり合っている状態)や、歯のねじれ、骨格的なずれが大きいケースなどでは、床矯正だけでは十分な効果が得られないことがあります。このような症例に対しては、固定式のワイヤー矯正や、外科的な治療を併用する必要が生じる場合もあります。
まとめ

床矯正は、取り外しができる装置を使って顎の幅を広げ、永久歯が並ぶスペースを確保する治療です。装置を装着した直後やネジを回した直後は、歯や顎が押される感覚があり、粘膜に装置が当たって痛むこともあります。
痛みがあるときは、装着時間を自己判断で短くせず、歯科医院で装置を調整してもらいましょう。やわらかい食事に切り替える、患部を冷やすといった対応でも、負担を減らせます。
痛みが数日以上続く場合や、日ごとに強くなる場合は、装置が合っていない可能性があります。お子さまが痛みを訴えているときは、早めに歯科医院へ相談しましょう。
床矯正を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。当院の診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。