セラミックの歯にはどんな種類がある?選び方も解説!
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

セラミックは、詰め物や被せ物などに使用される歯科材料の一つです。天然歯に近い見た目を目指しやすく、耐久性や汚れの付きにくさなどの理由から、多くの歯科医院で採用されています。
しかし、一口にセラミックといっても複数の種類があり、それぞれ見た目や強度、費用などに違いがあります。そのため、自分に合った素材を選ぶためには、それぞれの性質を理解することが重要です。
この記事では、セラミックの歯の種類や選び方、メリット、治療前に知っておきたい注意点について解説します。
セラミックの歯の種類と特徴

セラミックにはさまざまな種類があり、素材ごとに見た目や強度、耐久性などが異なります。治療する歯の位置や噛み合わせ、お口の状態を踏まえて選択することが大切です。ここでは、セラミックの歯の種類ごとの特徴について解説します。
オールセラミック
オールセラミックは、金属を使用せず、セラミックだけで作られた素材です。天然歯に近い透明感や色合いを再現しやすいため、口元の見た目を重視する前歯の治療で使用されることが多くあります。
金属を使用していないことから、金属が原因となる歯ぐきの変色が起こる心配もありません。そのため、見た目を重視したい方や、金属アレルギーに配慮した治療を希望する方にも選ばれています。
一方で、強い衝撃や噛む力が集中すると欠けたり割れたりする可能性があります。治療する部位や噛み合わせ、歯ぎしり・食いしばりの有無などを確認したうえで、お口の状態に合った素材を選ぶことが大切です。
ジルコニア
ジルコニアは、セラミックの中でも強度が高い素材です。噛む力がかかりやすい奥歯にも使用されることが多く、耐久性を重視する場合に選ばれています。
また、金属を使用していないことから、金属アレルギーの症状が現れる心配もありません。近年は加工技術の進歩により見た目も向上し、前歯の治療に使用されることもあります。
ただし、透明感や色の再現性では、オールセラミックのほうが優れる場合があります。そのため、見た目と強度のバランスを考慮しながら、自分に合った素材を選ぶことが大切です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックと歯科用レジン(樹脂)を組み合わせた素材です。セラミックだけで作られたものと比べると、やや弾性があることが特徴です。また、オールセラミックやジルコニアと比べると、費用を抑えやすい点もメリットといえます。
一方で、レジンが含まれているため、長く使用していると表面の光沢が失われたり、着色したりすることがあります。また、オールセラミックやジルコニアと比べると摩耗しやすいため、定期的に状態を確認することが大切です。
メタルボンド
メタルボンドは、金属のフレームの外側にセラミックを焼き付けた被せ物です。内側に金属を使用することで強度を確保し、外側はセラミックで覆われているため、自然な見た目に仕上げられます。長年にわたり使用されてきた素材で、前歯から奥歯まで幅広い部位で用いられています。
一方で、歯ぐきが下がると金属部分が見えたり、歯と歯ぐきの境目が目立ったりすることがあります。また、金属を使用しているため、金属アレルギーがある方は、事前に歯科医師へ相談することが大切です。
セラミックの歯の選び方

セラミックにはさまざまな種類があるため、見た目だけで判断するのではなく、使用する部位や噛み合わせ、費用などを総合的に考慮することが大切です。歯科医師による診査・診断を受けたうえで、自分に合った素材を選択しましょう。
見た目の美しさ
口元の印象を重視する場合は、自然な色合いや透明感をどの程度求めるかが、素材を選ぶ際のポイントになります。前歯は会話や笑顔のときに目につきやすく、周囲の歯との色の調和も大切です。そのため、天然歯に近い透明感を再現しやすい素材が選ばれることが多くあります。
また、天然歯は部位によって色や透明感が異なります。セラミックは色調を細かく調整しやすいため、周囲の歯になじみやすい仕上がりを目指せます。
一方で、奥歯では見た目だけでなく、噛む力に耐えられる強度も重要です。治療する部位に合わせて、見た目と機能性のバランスを考えながら素材を選ぶことが大切です。
耐久性と強度
セラミックを選ぶ際は、見た目だけでなく強度も確認することが大切です。
奥歯は食事の際に大きな力が加わるため、強度の高い素材が選ばれることが多くあります。特に歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方では、セラミックの歯への負担も大きくなります。素材ごとに強度は異なり、ジルコニアは強度に優れた素材として広く使用されています。
一方で、前歯では強度だけでなく、見た目とのバランスも考慮して素材が選ばれます。また、セラミックを長く使用するためには、噛み合わせの調整や定期的なメンテナンスも重要です。
噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの有無を確認したうえで、治療する部位に合った素材を選ぶことが重要です。
予算とのバランス
セラミックには保険診療で使用できるものと自由診療となるものがあり、選ぶ素材によって費用が異なります。自由診療では、使用する素材や作製工程などによって費用が変わります。見た目や強度、耐久性などを踏まえながら、予算とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
金属アレルギーの有無
金属アレルギーがある方は、治療を始める前に歯科医師へ伝えておくことが大切です。オールセラミックやジルコニアは金属を使用していないため、金属アレルギーがある方にも用いられています。
一方、メタルボンドは内部に金属を使用しているため、金属アレルギーがある場合は事前に相談しましょう。なお、お口の中に金属が入っていても、すべての方にアレルギー症状が現れるわけではありません。
しかし、皮膚科などで金属アレルギーと診断されたことがある方は、そのことを治療前に伝えることが重要です。
セラミックの歯を選ぶメリット

ここでは、セラミック素材を選ぶことで得られる主な利点を具体的にご紹介します。
天然歯に近い見た目を再現しやすい
セラミックは、天然歯に近い色合いや透明感を再現しやすい素材です。周囲の歯の色に合わせて細かな色調整が行えるため、治療した歯だけが目立ちにくくなります。前歯など見た目が気になりやすい部位では、このような点が選ばれる理由の一つとなっています。
また、セラミックは変色しにくい素材のため、美しい見た目を保ちやすい点もメリットです。
汚れや着色が付きにくい
セラミックは表面がなめらかなため、汚れや着色が付きにくい素材です。コーヒーや紅茶、赤ワインなどによる色素も付きにくく、美しい見た目を保ちやすいとされています。また、プラークも付きにくいため、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
ただし、まったく汚れが付かないわけではありません。歯と被せ物や詰め物の境目には汚れが残ることもあるため、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。さらに、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、セラミックの美しい状態を保ちやすくなります。
長期間使用できる場合がある
セラミックは耐久性に優れた素材で、毎日のケアや定期的なメンテナンスを続けることで長く使用できる場合があります。
ただし、使用できる期間は素材だけで決まるものではありません。
噛み合わせの状態や歯ぎしり・食いしばりの有無、毎日の歯磨きなども影響します。また、装着後は定期的に噛み合わせを確認し、必要に応じて調整を行うことも大切です。歯ぎしりがある方は、ナイトガードを使用することで詰め物・被せ物への負担を抑えられる場合があります。
セラミックを長く使い続けるためには、治療後も毎日のセルフケアと定期検診を続けることが大切です。
二次的な虫歯のリスクが低い
二次的な虫歯とは、詰め物や被せ物と歯の境目から新たにできる虫歯のことです。
セラミックの詰め物や被せ物は、歯にしっかり合うよう精密に作製されます。また、表面がなめらかなためプラークも付きにくく、お口の中を清潔に保ちやすい素材です。これらの理由から、二次的な虫歯のリスクを抑えやすいとされています。
ただし、虫歯を完全に防げるわけではありません。毎日の歯磨きが不十分だったり、定期検診を受けなかったりすると、詰め物や被せ物の周囲から虫歯になることがあります。セラミックを長く使い続けるためにも、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスを続けることが大切です。
セラミックの歯を選ぶときの注意点

セラミックの歯は多くの利点がありますが、治療を受ける前に知っておくべき注意点もあります。
高額な費用がかかることがある
セラミックの歯は自由診療となるものが多く、保険診療の被せ物や詰め物と比べると費用が高くなる場合があります。また、費用は使用する素材や治療内容によって異なり、同じセラミックでも価格に差があります。
そのため、治療を受ける前に費用について十分な説明を受け、内容を理解したうえで素材を選ぶことが大切です。
強い力が加わると割れることがある
セラミックは強度の高い素材ですが、過度な衝撃や強い噛む力が加わると、欠けたり割れたりする可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、詰め物・被せ物に大きな負担がかかります。また、氷や硬い食品を頻繁に噛む習慣も、セラミックに負荷がかかる原因の一つです。
セラミックは種類によって強度が異なるため、治療する部位や噛み合わせ、生活習慣などを考慮して素材を選ぶことが大切です。
歯ぎしりがある方は、必要に応じて就寝時にナイトガードを使用することで、歯や詰め物・被せ物への負担を抑えられる場合があります。また、治療後も定期的に噛み合わせを確認し、必要に応じて調整を受けることが大切です。
まとめ

セラミックの歯には、オールセラミックやジルコニア、ハイブリッドセラミック、メタルボンドなどがあり、それぞれ見た目や強度、費用などに違いがあります。そのため、治療する部位や噛み合わせ、見た目の希望、予算などを踏まえて素材を選ぶことが大切です。
また、セラミックには天然歯に近い見た目を再現しやすいことや、汚れや着色が付きにくいことなどのメリットがある一方で、費用や素材ごとの性質について理解しておくことも欠かせません。
治療を受ける際は、それぞれの素材の特徴を確認し、歯科医師と相談しながら自分に合った素材を選びましょう。
セラミック治療を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。当院の診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。