子どもの口呼吸に注意!原因や放置するリスク、改善方法を解説!
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

「子どもが口を開けて寝ているけれど、これって大丈夫?」「何か悪いことをしているのかな?」と不安に思っている方もいるでしょう。常に口呼吸をしている場合、その後の成長にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、子どもが口で呼吸をする原因や放置するリスク、改善方法、予防のポイントについて解説します。子どもの健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
子どもの口呼吸の原因

子どもの口呼吸が起こる主な原因には、鼻づまりや舌の位置の異常、習慣、さらには口周りの筋肉の発達不足などが挙げられます。それぞれ詳しく確認していきましょう。
鼻づまり
子どもは大人に比べて鼻腔が狭く、鼻炎や副鼻腔炎、中耳炎などの病気になると、鼻づまりの症状が強く現れることがあります。鼻づまりが続くと鼻で呼吸できないため、無意識のうちに口が開いて口呼吸をするようになるケースが多いです。
中耳炎になると耳の聞こえに影響する可能性もあり、子どもの不機嫌やイヤイヤの原因になることもあります。
舌の位置の問題
正常な状態では、舌先が上顎の前歯の裏側に軽く触れています。この状態では自然と口が閉じるため、鼻呼吸をするお子さまが多いです。
しかし、舌が下顎にある状態では口が開きやすく、この影響で口呼吸をすることがあります。
日常的な癖
うっかり口を開けてしまう癖が付いていたり、緊張を感じたときに口呼吸になったりするお子さまも少なくありません。この場合、意識的に口を閉じるようにするだけで改善できる可能性もあるでしょう。
ただし、本人の自覚がないと改善するのが難しいため、周囲の方のサポートが欠かせません。
口周りの筋肉がうまく発達していない
口周りの筋肉の発達が不十分だと、口呼吸になるケースがあります。唇を閉じる力が弱かったり、舌を上顎に触れさせておく力が足りなかったりすると、口が開いて口呼吸をするようになることがあるのです。舌が上顎に接していないと上顎の発達も進まないので、鼻腔が広がりにくくなり、鼻呼吸しづらくなるケースもあり得ます。
歯並びの問題
歯並びや噛み合わせも、口呼吸に関係します。歯並びが悪いと舌の位置が下がることがあり、それによって口が開きやすくなる場合があります。また、出っ歯や受け口といった前歯が前方に突出する歯並びの場合、歯が邪魔して口を閉じづらくなり、口呼吸になるケースもあります。
子どもの口呼吸を放置するリスク

子どもの口呼吸を放置すると、さまざまな健康リスクや発育への影響が生じることがあります。ここでは、子どもの口呼吸を放置することで起こりうるリスクについて詳しく解説します。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
唾液には、口内の汚れを洗い流す自浄作用、細菌の働きを抑える抗菌作用、歯を修復する再石灰化を促す作用などがあり、これらは虫歯や歯周病の予防に大きく貢献しています。しかし、口が開いたままだったり、口呼吸をしていたりすると、口内が乾燥します。
口内が乾燥すると、虫歯や歯周病の原因となる菌が増殖しやすくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
歯並びが悪化する
口呼吸の状態では、口周りの筋肉が正しく使われません。この影響で、歯並びが悪化する可能性も考えられます。
口呼吸によって顎が適切に成長しなかったり、歯を支える力が働かなかったりすると、ガタガタとした歯並びである叢生(そうせい)や出っ歯、受け口などにつながるかもしれません。
風邪をひきやすくなる
鼻には、空気中の埃やウイルスをフィルターとしてキャッチする働きがあります。しかし、口にはフィルター機能がないため、ウイルスや細菌がそのまま侵入してしまい、風邪などの感染症を引き起こしやすくなります。
また、鼻には、空気を加湿・加温する役割がありますが、口から吸い込んだ空気は、冷たく乾燥したまま体に入っていきます。これも、風邪をひきやすくなる要因になります。
集中力や学習意欲に影響する
呼吸による酸素供給が不十分になることで、脳への酸素供給が滞り、集中力の低下や学習意欲の減退を招く可能性があります。特に、睡眠中に口呼吸をしていて酸素を十分に取り入れられていない場合、日中に眠気が続いたり、学校の勉強に集中できなくなったりするかもしれません。
発音や言語能力の発達に影響する
口呼吸は、発音や言語能力の発達にも影響します。口周りの筋肉が正しく使われずに鍛えられないことで、特にサ行やタ行などの発音が不明瞭になるお子さまが多いです。幼少期の言葉の学びは、社会性や自尊心の発達とも密接に関わります。
子どもの口呼吸を改善する方法

口呼吸を改善する方法にはいくつかのアプローチがあります。以下では、子どもの口呼吸を改善する方法を確認しましょう。
歯科医院での治療
歯並びやあごの骨格に問題がある場合、歯科医院での治療が有効です。歯科医師が子どもの状態を診察し、適切な治療法を提案します。例えば、MFTと呼ばれる口腔筋機能療法があります。口周りの筋肉を鍛えることで、正しい舌の位置や口の使い方、呼吸の方法を学ぶトレーニングです。
また、歯並びの問題で口呼吸になっている場合は、小児矯正を検討することもあります。永久歯が生え揃う前の6歳から12歳頃に矯正を始めると、顎の骨を拡大するなどの治療が可能な場合があります。
自宅でできるケア
日常生活の中で、口呼吸につながる癖を改善していくことも重要です。鼻呼吸ができているか確認したり、口を開けていたら閉じるように促したり、鼻呼吸ができるように誘導してあげましょう。
また、MFT(口腔筋機能療法)は、自宅でも行えるトレーニングが中心です。舌の位置を正しく保つためのトレーニングや、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングをご自宅でも実施して、口呼吸を改善できるよう働きかけてあげてください。
医療機関での治療
鼻腔の構造的な問題が原因で口呼吸になっている場合には、耳鼻科での治療が必要です。例えば、鼻中隔の湾曲や副鼻腔炎などは、薬物療法や手術によって改善することができます。
鼻詰まりなどが原因で口呼吸をしている場合、鼻詰まりの原因を取り除かなければ鼻呼吸はできないでしょう。お子さまの状態を観察して、必要な治療を受けさせてあげる必要があります。
子どもの口呼吸を予防するためには

お子さまが口呼吸をしている場合、さまざまな悪影響が考えられることを解説してきましたが、「口呼吸を予防するためにはどうすればいいの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
ご家庭でできることとしては、鼻詰まりが起こりにくい環境を整えること、口周りの筋肉を鍛えることが挙げられるでしょう。鼻詰まりの原因となる疾患がある場合などは、耳鼻科を受診しましょう。空気が乾燥していると鼻が詰まりやすくなるため、加湿器などを使って室内の湿度を保つことも効果的です。
口周りの筋肉を鍛えるためにはMFTを取り入れるのも良いですが、しっかり噛んで食べる食材を与えるだけでもある程度の効果が期待できるでしょう。繊維質の野菜やお肉などを食べてもらうようにすると、顎の発達を促せるので歯列の悪化も予防できる可能性があります。
また、姿勢が悪いと口が開いて口呼吸になってしまうお子さまが多いので、正しい姿勢を習慣づけることも重要です。
まとめ

子どもの口呼吸は見逃されやすい癖のひとつですが、放置すると成長や健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。歯並びが乱れたり、虫歯や歯周病の原因になったりするだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすかもしれません。
正しい呼吸方法を身につけることは、子どもの将来にわたる健康を支える第一歩といえるでしょう。お子さまの健やかな成長のために、口呼吸の改善を目指してはいかがでしょうか。
お子さまの口呼吸の改善を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。当院の診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。