歯のコラム
2025年10月14日

インプラントとはどんな治療法?メリット・デメリットや費用も

こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

インプラント治療のイメージ

歯を失ったときの治療法の中でも、注目を集めているのがインプラント治療です。ほかの治療法に比べて、見た目や噛み心地が自然に近く、耐久性も高いことから選ぶ方が増加しています。

しかし、外科的な手術を伴うことや費用が高くなりやすいことなど、慎重に検討すべき点も少なくありません。

この記事では、インプラント治療の基本的な情報や、具体的なメリット・デメリット、治療の流れ、かかる費用などをわかりやすく解説していきます。

インプラントとは

インプラントの仕組みのイメージ

インプラントとは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着して失った歯の機能と見た目を回復する治療法です。虫歯や歯周病で歯を失った場合や、事故などの衝撃で歯を残せなくなった場合など、幅広いケースで選ばれています。

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリットを説明するイメージ

インプラント治療には、他の歯を補う治療にはないメリットが多くあります。ここでは、インプラント特有のメリットについてみていきましょう。

見た目が自然で違和感が少ない

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。人工歯にはオールセラミックやジルコニアなど、見た目に優れた素材が使用されることが多いため、周囲の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。

また、入れ歯のように取り外し式ではないので、見た目が不自然になりにくい点もメリットといえるでしょう。

噛む力を回復できる

インプラントは、骨と結合することによって高い安定性を実現します。そのため、自分の歯と同程度まで咀嚼力を回復できます。入れ歯のようにずれたり外れたりする心配がなく、硬い食べ物も抵抗なく噛めるでしょう。

食事を楽しめるということは、人生の質の向上にもつながります。だからこそ、多くの方がインプラント治療を検討しているのです。

周囲の歯に負担がかからない

部分入れ歯の場合は、欠損した歯の両隣の歯にバネをかけて固定するため、周囲の健康な歯に負担がかかります。ブリッジの場合も、欠損部分の両隣の歯を削って土台として使用するため、周囲の健康な歯を犠牲にする点がデメリットでしょう。

その点、インプラントは周囲の歯を支えとする必要がなく、独立して機能します。周りの歯に影響を与えることがないため、周囲の健康な歯を守れるでしょう。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリットを説明するイメージ

インプラント治療には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。治療を検討する際は、リスクやなども十分に理解しておく必要があるでしょう。

ここでは、インプラント治療の主なデメリットを解説します。

手術が必要で治療期間が長い

インプラント治療は外科手術を伴うため、あごの骨が十分にない場合は骨造成などの追加処置が必要になることがあります。また、人工歯根と骨が結合するまで待つ期間が必要で、治療全体では短くても3ヶ月ほど、長いと1年ほどの期間を要するケースもあります。

最終的な人工歯を装着するまで仮歯を使用することは可能なので、見た目の違和感は軽減できます。

しかし、通院の手間なども考慮すると、患者さまの負担は少ないとは言えないかもしれません。

費用が高額

インプラント治療の最大のデメリットは、治療費が高額であることです。インプラントは基本的に自費診療のため、全額自己負担となります。

インプラント治療には、1本あたり30万円~50万円程度かかることが多いです。顎の骨が不足している方では、骨を増やす治療を受けなければいけないケースもあるでしょう。この場合、さらに費用がかかります。

経済的な負担が大きくなりやすいため、事前にしっかりと説明を受け、納得したうえで治療を受けることが大切です。

メンテナンスを怠ると問題が起こる可能性がある

インプラントは人工の歯根を顎の骨に埋め込む治療のため、虫歯になることはありません。

しかし、ケアを怠ると、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。インプラント周囲炎は、細菌感染によってインプラント周囲の組織に炎症が起こる疾患です。

初期段階では、歯茎の腫れや軽度の出血程度の症状しか現れませんが、症状を放置すると歯茎の腫れや出血が悪化します。歯槽骨が溶かされてインプラントがぐらつき始め、最悪の場合には抜け落ちることもあるでしょう。

インプラント治療の期間

インプラント治療にかかる期間のイメージ

インプラント治療には、3ヶ月〜1年程度かかるとされています。詳しい治療の流れは後述しますが、外科手術によってインプラント体を埋入し、顎の骨と結合するまで3〜6ヶ月程度待機する必要があるため、治療期間が長くなりやすいのです。

ただし、人工歯の装着までの治療期間については、お口の状態によって異なります。例えば、インプラント周囲に感染が起きると、骨と結合するまでの期間が長引く可能性もあるでしょう。

インプラント治療の流れ

「治療期間が長いけど、どんな流れで治療が進むの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。ここでは、インプラント治療の一般的な流れをご紹介します。

カウンセリング・診断

初診では、歯科医師が患者さまの歯に関する悩みや希望をお聞きします。顎や口、歯の状態を検査・診断し、治療計画を立てるための必要な情報を収集します。

治療計画の立案

患者さまの状態を把握したら、インプラントを埋入する位置や角度などの詳細を決定していきます。人工歯の素材などは、患者さまの希望も伝えながら決定しましょう。

治療計画が決まったら、患者様に伝えられます。治療期間や費用の目安も伝えられるので、しっかり確認しておきましょう。

疑問点などがある場合は、遠慮せずに質問してください。

一次手術

インプラント体(人工歯根)を埋入する手術を行います。局所麻酔をして歯ぐきを切開し、顎の骨にインプラントを埋め込みます。手術時間は30分〜1時間程度で、基本的に日帰りになります。

術後は1週間程度で抜糸をします。

待機期間

インプラント体と顎の骨が結合するまでには3〜6ヶ月程度かかります。骨の状態によって期間は変動しますが、定期的に歯科医院で結合状態や口内の状態を確認します。

二次手術・アバットメントの装着

一次手術後、骨とインプラント体が結合していることを確認してから二次手術を行います。歯ぐきを再び切開してインプラント体の上部を露出させ、アバットメント(支台部)を取り付けます。

この後、1週間から1ヶ月程度の治癒期間を設け、歯周組織の状態を安定させます。

人工歯の作製と装着

歯周組織の状態が落ち着いたら、歯型を取って患者さま一人ひとりに合った人工歯を作ります。装着したあと、人工歯の色や形、ご自身の口元と馴染むように調整します。

定期メンテナンス

インプラント治療が終了したあとも、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けましょう。治療後の経過観察や口腔内の清掃、適切なブラッシング指導などを受けることが大切です。

インプラントは、適切にメンテナンスを続ければ10〜15年使用できるとされています。なかには、20年以上問題なく使い続けている方もいます。

定期メンテナンスを続けて、長くインプラントを維持しましょう。

インプラント1本あたりの費用

インプラント一本あたりの費用のイメージ

インプラント治療は基本的に自由診療のため、実際の費用は歯科医院によって異なります。一般的には、30〜50万円程度が目安でしょう。また、骨を増やす処置を行う場合、その処置の費用も必要になるため、総額でいくら必要になるのかを確認しておきましょう。

まとめ

インプラント治療を終えて食事を楽しむ夫婦

インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けることで失った歯の機能と見た目を回復する治療法です。インプラント治療では、外科手術によって人工歯根と顎の骨が結合するまでの待機期間が必要となります。

治療期間は3ヶ月〜1年程度が目安とされていますが、骨の状態や治癒力によって変動します。

インプラント治療を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。

当院の診療案内ページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

中西歯科

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