小児矯正の1期治療のみで済むケースとは?2期治療が必要なケースも
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

小児矯正は、1期治療と2期治療の2段階に分けられます。1期治療のみで十分な場合もありますが、2期治療まで必要になるケースもあります。
本記事では、小児矯正で1期治療のみで済むケースや、2期治療まで必要になるケースなどについて解説していきます。お子さまの矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
小児矯正の1期治療とは

小児矯正の1期治療とは、主に6歳から12歳ごろの混合歯列期に行われる矯正治療を指します。この時期は乳歯と永久歯が混在しており、顎の骨の成長も活発なため、歯並びや噛み合わせの土台となる口腔環境を整えやすいとされています。
1期治療の目的は、歯を並べるためのスペースを確保したり、顎の成長をコントロールしたりすることとされています。そのため、歯に力をかけて移動させる治療を行うことは稀といえるでしょう。
1期治療のメリット
1期治療の大きな特徴は、成長期の子どもの顎の発達を利用しながら、歯や顎のバランスを整えられることです。顎の骨がやわらかく成長が盛んな時期に適切なアプローチしていけば、永久歯が正しく並ぶ土台をつくることができます。
例えば、上顎が小さい場合には上顎を広げる装置(拡大装置)を使ってスペースを確保したり、下顎の成長を促したりする治療が行われます。骨格のズレを早めに正すことで、噛み合わせや顔のバランスが整い、見た目にも機能的にも良い結果が期待できます。
1期治療を受けることで、将来的に本格的な矯正治療が必要になった場合でも、その期間や負担を軽減できる可能性もあります。また、顎のバランスが整っていれば、噛み合わせの調整もスムーズに進みやすくなります。
さらに、歯並びを整えることは、見た目の改善だけでなく、子どもの心と体の健全な成長にもつながります。噛み合わせが悪いことで食べづらさや発音のしづらさがあると、日常生活にストレスを抱えることがありますが、1期治療によってそれらの問題が改善されれば、自信をもって行動できるようになるかもしれません。
1期治療のデメリット
1期治療は数年にわたることもあり、子どもの成長や発育を見守りながら進める必要があります。そのため、治療期間が思ったよりも長く感じることがあります。特に、2期治療まで行う場合は、通院が長期間に及ぶ可能性もあるでしょう。
また、1期治療は、歯の位置を直接動かすのではなく、あごの成長や骨格のバランスを整えることを目的とした治療です。すぐに目に見える効果が表れにくく、モチベーションの維持が難しくなる場面もあるかもしれません。
さらに、1期治療は保険適用外の自由診療となるため、治療費は全額自己負担になります。一般的に、1期治療の費用は30万円〜60万円程度かかることが多いです。
小児矯正の1期治療のみで済むケース

すべてのお子さまに2期治療が必要というわけではありません。1期治療のみで、歯並びや噛み合わせを十分に整えることができるケースも存在します。
噛み合わせのずれが軽度の場合
噛み合わせに多少のずれがある場合でも、早期の治療によって大きな問題に発展するのを防ぐことができます。例えば、軽度の反対咬合や前歯のずれなどが該当し、あごのバランスを整えることで自然な歯並びに導ける可能性があります。
成長期に適した力を加えることで、無理のないかたちで噛み合わせを調整できるため、歯や骨への負担も軽減されます。日常生活に支障が出る前に治療を行うことで、子どもへの負担も抑えられるでしょう。
顎の発育が順調な場合
上下の顎のバランスが取れており、発育に問題がないケースでは、1期治療のみで噛み合わせや歯並びが整うことがあります。たとえば、顎が小さすぎて歯が並ぶスペースが足りない場合でも、早期に顎の成長をコントロールすれば、自然な歯の並びを促すことができます。
舌や口周りの癖を改善できた場合
舌を前に押し出す癖や口呼吸といった悪習癖は、歯並びや顎の成長に悪影響を与えることがあります。1期治療では、こうした癖を改善するトレーニングを取り入れることで、自然な形で歯が並びやすい環境を整えていきます。
歯並びに影響を及ぼすような癖を早い段階で改善できれば、歯が正しい位置に動きやすくなり、将来的な矯正が不要となるケースも少なくありません。たとえば、舌の動きを正しくすることで前歯の突出が改善されたり、口呼吸をやめることで顎の成長が正常に進んだりします。
小児矯正で1期治療と2期治療が必要なケース

歯が大きくねじれていたり、理想的な位置から大きくずれて生えている場合、1期治療だけでは整えきれないことがあります。上述した通り、1期治療は歯を移動させて細かく位置調整を行う治療ではありません。顎の骨格のバランスを整えることで、美しい歯並びを実現する土台を整える治療といえます。
そのため、細かい歯の位置調整が必要なケースでは、2期治療が必要になる傾向があります。
小児矯正の1期治療で使用する装置

1期治療では、お子さまの歯やあごの成長をコントロールするための装置が使われます。装置にはいくつか種類があり、それぞれ目的や効果が異なります。
床矯正
顎の幅を広げることで、歯が生えるスペースを確保する取り外し可能な装置です。就寝中や家庭での決められた時間に装着することで、顎の成長をゆるやかにコントロールします。
装置の中央部にあるネジを保護者の方が定期的に回して広げていくことで、少しずつ効果が現れます。見た目や痛みが少なく、子供への負担が少ないとされる治療方法です。
急速拡大装置
急速拡大装置は、上あごの幅を短期間で広げるための固定式の装置です。ネジで力を加えることで、上顎の骨を物理的に広げる仕組みになっています。上あごの幅が狭いと、歯が並ぶスペースが不足し、噛み合わせや鼻呼吸にも影響を及ぼすことがあります。
特に成長期の子どもに使用することで、短期間で効果を期待できる点が特徴です。毎日の調整が必要なため、取り扱いには歯科医師の指導が欠かせません。
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置は、近年人気の高い取り外し式の矯正装置です。子どもが自分で装着と取り外しを行えるため、衛生的で、食事や歯磨きの際にもストレスが少ない点が魅力です。
主に軽度の歯列不正の改善を目指したり、あごの成長を誘導したりする目的で使用されます。やわらかい素材でできており、夜間や決められた時間に装着することで、あごの発育をサポートします。見た目も目立ちにくく、学校生活にも影響しにくいのが特長です。
ただし、毎日決められた時間装着しなければ効果を得られないため、本人の意識や保護者のサポートが重要です。
ヘッドギア
ヘッドギアは、主に上顎の成長を抑えたい場合に使用されます。上顎の過成長や前歯の突出による出っ歯の治療に使用することが多いです。
装着時間や使い方を守ることが効果に直結するため、ご家族のサポートが不可欠となります。就寝時や在宅時に使用するのが一般的なので、学校生活などへの影響は抑えられるでしょう。
まとめ

小児矯正の1期治療は、お子さまの成長のタイミングを活かして、顎の発育や歯並びの基礎を整えるための重要な矯正治療です。正しい時期に治療を始めることで、2期治療が不要になったり、治療の負担を軽減したりできる可能性もあります。
一方で、治療期間や費用、本人の協力度など、慎重に考えるべき点もあります。お子さまの将来の健康的な歯並びと笑顔を守るために、信頼できる歯科医師と十分に相談し、納得のいく選択をすることが大切です。
小児矯正を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
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