マウスピース矯正で出っ歯は治せる?治療期間や費用も
こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

「マウスピース矯正で出っ歯も治せるの?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。マウスピース矯正は薄くて透明なマウスピースを装着して歯並びを整える治療法で、見た目に配慮しながら矯正ができることで人気を集めています。
今回は、マウスピース矯正で出っ歯は治せるのか、どのくらいの期間・費用がかかるのかについて解説します。治療のメリット・デメリットもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
出っ歯とは

出っ歯とは、正式には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれ、上の前歯や上顎の骨が前方に突き出している噛み合わせの不正を指します。見た目の印象だけでなく、噛み合わせや発音、口呼吸などの機能面にも影響を与える可能性があります。
上の前歯が下の前歯よりも2~3mm程度前に出ているのが正常な状態とされますが、それが4mm以上になると出っ歯と診断されます。
出っ歯には、歯の傾きや位置による歯性のものと、顎の骨格の発育による骨格性のものがあります。例えば、上顎の骨が前方に大きく成長している場合や、下顎が小さく後退している場合などは、骨格性上顎前突とされます。上の前歯が前方に斜めに生えているような状態は、歯槽性上顎前突に分類されます。
出っ歯を放置するリスク

出っ歯をそのままにしていると、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、出っ歯を放置するリスクについて解説します。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
出っ歯の状態を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。主な理由は、歯磨きのしづらさと口の乾燥です。前歯が突出していたり歯並びが乱れていたりすると、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすくなります。また、口が閉じにくいために口呼吸になりやすく、唾液の自浄作用が低下して細菌が繁殖しやすくなるのです。
こうした環境が続くと、虫歯や歯周病のリスクが高まり、将来的には歯を失う可能性も出てきます。
怪我をしやすい
出っ歯は前歯が前方に突き出ているため、転倒や顔をぶつけたときに歯が欠けたり折れたりするリスクが高くなります。特に、スポーツや屋外での遊びが多い子どもは、ケガをする機会が多いため注意が必要です。
口呼吸になりやすい
出っ歯の状態が続くと、唇が自然に閉じにくくなります。その結果、口呼吸の習慣が身につきやすくなります。口呼吸が続くと、舌の位置が下がり、上あごの横幅が狭くなることがわかっています。これは、出っ歯の進行にもつながる可能性があります。
また、唇や頬の筋肉バランスが崩れ、前歯の突出がさらに強調される原因にもなります。慢性的な口呼吸は顎の骨の成長を妨げるためです。口内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
マウスピース矯正で出っ歯は治せる?

結論から言えば、マウスピース矯正は軽度から中等度の出っ歯に対して効果が期待できます。歯の角度や位置のズレが原因の場合、マウスピース矯正で徐々に理想の位置へ整えることが可能です。
特に、骨格的な骨のズレが目立たない症例であれば、透明なマウスピースだけでも十分に目立ちにくく、見た目にも配慮したまま治療を進められます。一方で、骨格そのものに問題がある重度の出っ歯の場合は、矯正治療のみでは対応が難しく、ワイヤー矯正や外科治療との併用が必要となるケースもあります。
マウスピース矯正で出っ歯を治す際にかかる期間・費用

マウスピース矯正で出っ歯を治す場合、治療の期間と費用は歯並びの状態によって大きく変わります。
軽度の出っ歯であれば部分矯正が可能なことが多く、治療期間はおよそ3か月から1年、費用は30万〜70万円程度が目安です。中等度の出っ歯や全体的な歯列の調整が必要な場合は、治療期間が1年〜3年ほどと長くなり、費用も60万円〜120万円程度になる可能性があります。
また、マウスピースの装着時間が不足すると治療が長引く可能性もあるため、患者さま自身の協力度も結果に影響します。さらに、治療後には保定装置(リテーナー)を用いた保定期間も必要であり、これに半年〜2年ほどかかることがあります。保定期間を含めて、トータルの治療計画を立てることが大切です。
出っ歯の治療にマウスピース矯正を選択するメリット

出っ歯の治療にマウスピース矯正を選ぶと、見た目や生活の面で多くの利点があります。以下に、マウスピース矯正ならではの特徴や強みを、ポイントごとに整理してご紹介します。
見た目が目立ちにくい
マウスピース矯正の最大の特長は、見た目が非常に目立ちにくいことです。透明で薄い装置を使用するため、装着中でも自然な印象を保てます。仕事や学校など、人と接する場面が多い方にとって、周囲に気づかれにくいことは大きな安心材料になるでしょう。
見た目を気にせず治療を進めたい方にとって、マウスピース矯正は魅力的な選択肢のひとつです。
食事や歯磨きがしやすい
マウスピース矯正の大きなメリットの一つが、食事や歯磨きの際に装置を取り外せることです。装置を外すことでいつも通りの食事ができ、硬いものや粘着性のある食品も制限なく楽しむことができます。
ワイヤー矯正のように装置に食べ物が引っかかったり壊れたりする心配がありません。また、歯磨きも普段どおりに行えるため、口腔内を衛生的に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスク軽減にもつながります。
痛みや違和感が少ない
マウスピース矯正は、金属製のワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ないとされています。段階的に歯に力をかける設計になっているためで、歯にかかる負担が軽減されているためです。新しいマウスピースに交換した直後は多少の圧迫感や痛みを感じることがありますが、通常は2〜3日ほどで落ち着きます。
また、口の中での異物感も少なく、金属が当たって口内炎ができるようなリスクも低いため、快適に治療を進めることができます。
通院回数が少ない
マウスピース矯正では、通院回数が少ないことも大きなメリットです。一般的には1〜2ヶ月に1回のペースで通院するケースが多く、忙しい方や遠方から通う方にも取り入れやすい治療法となっています。
ワイヤー矯正のように毎月調整する必要がないため、時間的な負担を抑えることができます。
金属アレルギーの心配がない
マウスピース矯正の装置は、透明なプラスチック製の素材でできており、金属を一切使用しません。そのため、金属アレルギーの症状がある方でも、アレルギー反応の心配なく治療を受けることができます。
治療の進行状況を確認しやすい
マウスピース矯正では、治療前に専用ソフトで歯の動きをシミュレーションし、どのように歯が動いていくかをあらかじめ確認することができます。これにより、治療の始めからゴールまでのイメージを持つことができ、安心して矯正に取り組めます。
出っ歯の治療にマウスピース矯正を選択するデメリット

どんな治療方法にも、メリットとデメリットがあります。出っ歯の矯正にマウスピース矯正を選ぶ場合にも、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。
装着時間を厳守する必要がある
マウスピース矯正は1日20〜22時間の装着が推奨されており、食事と歯磨き以外はほぼ一日中装着する必要があります。自己判断で短時間しか装着しなかったり、つけ忘れが頻繁にあると、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる原因になるため注意しましょう。
適応できない場合がある
すべての出っ歯がマウスピース矯正で治療できるわけではありません。噛み合わせのずれが大きかったり、あごの骨の位置に問題があったりする場合には、ワイヤー矯正や外科的処置が必要になることがあります。
また、歯周病が進行していると、矯正による歯の移動が歯ぐきや骨に悪影響を及ぼす恐れがあるため、治療が難しくなることもあります。こうした点からも、治療を始める前に歯科医師による精密な診断が欠かせません。
マウスピースの管理が必要
マウスピース矯正では、装置を毎日手入れしながら清潔に保つことが求められます。マウスピースの洗浄を怠ると細菌が繁殖し、不衛生な状態が続くと口臭や虫歯の原因になることもあります。
使用後はすぐに水やぬるま湯で軽くすすぎ、柔らかい歯ブラシで優しく磨いて清掃を行う必要があります。また、専用の洗浄剤を使ってつけ置きすることで、より清潔な状態を保てます。
保管の際も清潔な通気性のあるケースを使い、湿気やホコリを防ぐことが大切です。これらの習慣を毎日続けることで、矯正効果の維持と口腔内の健康が保たれます。
取り外しが面倒なことがある
マウスピース矯正では、食事や歯みがきのたびに毎回マウスピースを外さなければならず、これが毎日の負担に感じられることがあります。また、マウスピースの装着時間は1日20〜22時間が推奨されており、この時間を守らないと治療が計画通りに進まなくなるリスクもあります。
まとめ

出っ歯は見た目の印象が強い不正咬合のひとつですが、放置することで虫歯や歯周病のリスク、怪我の可能性、発音や口呼吸の問題など、さまざまなトラブルを引き起こす原因となります。近年では、こうした出っ歯の矯正にもマウスピースが有効視されるようになってきています。
マウスピース矯正を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。当院の診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。