歯のコラム
2025年09月13日

入れ歯の費用相場は?保険・自費の違いや選び方を徹底解説

こんにちは。各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」です。

入れ歯のイメージ

入れ歯を作りたいけれど、「費用がいくらかかるか分からなくて不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。

入れ歯には保険が適用されるものと、全額自己負担となる自費のものがあり、費用が大きく異なります。

しかし、費用だけで選んでしまうと、「痛くて噛めない」「見た目が気になる」など後悔につながることも。毎日の生活に関わるものだからこそ、納得して選びたいですよね。

この記事では、保険と自費の入れ歯の費用相場を種類ごとに詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットや、費用で後悔しないための選び方のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

入れ歯とは

入れ歯について説明するイメージ

入れ歯は、歯を失った部分を補うために作られる人工の歯で、主に取り外しが可能な補綴装置です。部分入れ歯は一部の歯を失った場合、総入れ歯はすべての歯を失った場合に用いられます。

入れ歯は、見た目の回復だけでなく、噛む・話すといった日常生活の機能を補う役割も担っています。素材や設計により種類があり、患者様の口腔内の状態や希望に応じて選択されます。

費用がかかる理由

入れ歯の費用は、保険適用の有無、使用する材料、設計の複雑さ、作製工程の手間などによって異なります。

保険診療の場合は一定の基準に沿った素材と方法が用いられ、費用は比較的抑えられます。一方、自費診療では審美性や快適性を重視した素材や技術が選択できるため、費用が高くなる傾向があります。

また、個々の口腔内の状態に合わせて精密な型取りや調整が必要となるため、技術料や調整費用も発生します。これらの要素が、入れ歯治療にかかる費用を左右しています。

入れ歯の種類と特徴

色々な種類の入れ歯のイメージ

入れ歯にはさまざまな種類や特徴があり、ご自身の口腔状態や希望に合わせて選択することが大切です。

部分入れ歯と総入れ歯の違い

部分入れ歯は、歯が一部だけ失われている場合に残っている歯にバネなどで固定して使用します。

一方、総入れ歯はすべての歯を失った場合に、歯ぐき全体に装着するものです。部分入れ歯は残存歯への負担や適合が重要となり、総入れ歯は歯ぐきへの密着性や安定性がポイントとなります。

保険適用と自費診療の入れ歯の特徴

保険適用の入れ歯は、国が定めた素材や製作方法に基づき、比較的低価格で作製できますが、見た目や装着感に制限がある場合があります。

自費診療の入れ歯は、素材や設計の自由度が高く、審美性や快適性に配慮したものを選べますが、費用は高額になる傾向があります。

主な入れ歯の種類と素材

主な入れ歯の素材には、保険適用のレジン(プラスチック)や、金属床(コバルトクロムやチタン)、柔らかいシリコーン素材などがあります。

金属床は薄くて丈夫なため装着感が良く、シリコーン素材は柔らかさが特徴です。ご自身の希望や口腔内の状態を歯科医師と相談し、最適な選択をすることが重要です。

入れ歯の費用相場

入れ歯にかかる費用のイメージ

入れ歯の費用相場について、保険適用・自費診療の違いや部分入れ歯・総入れ歯ごとの費用、本数や材質による差について詳しく解説します。

保険適用の入れ歯の費用相場

保険で作る入れ歯は、国の基準に沿って作製されるため費用を抑えられるのが特徴です。

部分入れ歯の場合、自己負担額はおよそ5,000円から10,000円程度が一般的で、欠損している歯の本数や設計によって金額は変動します。

総入れ歯の場合は片顎で10,000円から15,000円ほどが目安とされ、上下両方を作る場合にはその分費用がかかります。

ただし、保険で使用できるのはレジン(プラスチック)が中心であるため、見た目や装着感には限界がある点も理解しておく必要があります。

自費診療の入れ歯の費用相場

自費診療で作る入れ歯は、素材や設計の自由度が高く、見た目の自然さや装着感を重視する方に選ばれています。

部分入れ歯であれば10〜30万円程度、総入れ歯の場合は20〜80万円程度が相場とされます。さらに、特に精密な技術や高品質な素材を使用するケースでは100万円を超えることもあります。

金属床やシリコンを使った入れ歯は、強度や薄さ、違和感の少なさに優れていますが、その分費用は高額になります。

部分入れ歯・総入れ歯ごとの費用比較

部分入れ歯と総入れ歯を比較すると、補う歯の本数が少ない部分入れ歯の方が費用は抑えやすい傾向があります。

一方、総入れ歯はすべての歯を補う必要があるため、治療範囲が広く、結果的に費用が高くなることが多いです。

ただし、実際の費用は設計内容や口腔内の状態によっても大きく変わるため、あくまで目安として考えることが重要です。

本数や材質による費用の違い

入れ歯の費用は、補う歯の本数が増えるほど高くなります。

また、自費診療では素材を自由に選べるため、金属床やシリコンといった高機能素材を選択すると費用が上がる傾向があります。

保険診療では基本的にレジンが主流ですが、自費診療であれば材質や仕上がりを希望に合わせて選ぶことができるため、見た目や装着感を重視する方には魅力的な選択肢となります。

保険適用と自費診療の入れ歯の違い

保険適用と自費診療の入れ歯の違いについて説明するイメージ

入れ歯の費用を考える際には、保険適用と自費診療の違いを理解することが大切です。

使われる材料と見た目の違い

保険適用の入れ歯は、主にレジン(プラスチック)素材が使われ、見た目や装着感がやや自然歯と異なる場合があります。

一方、自費診療の入れ歯では金属やセラミックなど多様な素材が選べ、より自然な見た目や薄さ、快適さを追求できます。

機能性・耐久性の違い

保険の入れ歯は一定の基準を満たすものの、強度や耐久性に限界がある場合があります。

自費診療では、より精密な設計や強度の高い素材を選択できるため、噛み心地や長期的な耐久性に配慮した入れ歯が作製可能です。

治療期間やメンテナンスの違い

保険適用の場合、治療工程や使用できる材料が限られているため比較的短期間で完成しますが、細かな調整や修理が必要になることもあります。

自費診療では患者様一人ひとりに合わせた細やかな工程が加わるため、治療期間が長くなる傾向がありますが、メンテナンスやアフターケアも充実している場合が多いです。

費用以外で考えるポイント

費用だけでなく、見た目の自然さや装着感、日常生活での快適さ、将来的な修理・調整のしやすさなども選択時の重要なポイントです。

自身のライフスタイルや希望に合った入れ歯を選ぶためには、歯科医師と十分に相談することが大切です。

自費診療の入れ歯の主な種類と費用例

自費診療の入れ歯の一種である金属床義歯のイメージ

自費診療で選べる入れ歯にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や費用の目安が異なります。ここでは代表的な入れ歯の種類について解説します。

金属床義歯の特徴と費用

金属床義歯は、床の部分に金属を使用しているため強度が高く、薄く作ることができるのが特徴です。

通常のレジン床よりも違和感が少なく、熱伝導性に優れているため、食事の温度を自然に感じやすい点もメリットです。

費用は部分入れ歯で20万円〜40万円程度、総入れ歯では30万円〜50万円程度が一般的ですが、使用する金属の種類や設計によって変動します。

マグネットデンチャーの特徴と費用

マグネットデンチャーは、残っている歯の根やインプラントに磁石を組み込み、入れ歯と固定する仕組みの入れ歯です。

バネを使わないため見た目が自然で、しっかり固定されるので外れにくく、装着感に優れています。取り外しも簡単で、お手入れしやすいのも特徴です。

費用は1装置あたり30万円〜50万円程度が目安とされています。

ノンクラスプデンチャーの特徴と費用

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を使用しないため、装着しても目立ちにくく、自然な見た目を実現できるのが大きな特徴です。

樹脂製で軽量なため装着感も良く、審美性を重視する方に選ばれています。

費用は1装置あたり10万円〜30万円程度で、設計や使用する材料によって変動します。

入れ歯以外の治療法と費用比較

入れ歯以外の治療法の一つであるインプラントとの費用比較のイメージ

入れ歯以外にも歯を失った場合の治療法はいくつかあり、それぞれ費用や特徴が異なりますので、比較して解説します。

ブリッジ治療の費用と特徴

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削って支えとし、人工歯を橋渡しのように装着する方法です。保険適用の場合、素材や部位によって異なりますが、数千円から1万円程度で治療が可能です。

一方、自費診療ではセラミックなど審美性の高い素材を選ぶと10万円以上かかることもあります。ブリッジは固定式で違和感が少ない一方、健康な歯を削る必要がある点が特徴です。

インプラント治療の費用と特徴

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。基本的に保険適用外となり、1本あたり30万円から50万円程度が一般的です。

インプラントは自分の歯のような噛み心地が得られるとされていますが、外科手術が必要であり、全身状態や骨の状態によっては適応できない場合もあります。

入れ歯と他の治療法のメリット・デメリット

入れ歯は取り外しができ、比較的費用を抑えられる点が特徴ですが、慣れるまで違和感を感じることがあります。

ブリッジは固定式で見た目や噛み心地が自然ですが、健康な歯に負担がかかります。インプラントは審美性や機能性に優れる一方、費用や治療期間、手術のリスクを考慮する必要があります。

ご自身の口腔状態や希望に合わせて、歯科医師と相談しながら最適な治療法を選ぶことが大切です。

入れ歯の費用に関するよくある誤解と注意点

入れ歯の費用に関するよくある誤解と注意点を説明するイメージ

入れ歯の費用については、誤解や見落としが多く、正確な情報を知ることが大切です。

保険適用でも追加費用がかかるケース

保険診療で作製する入れ歯は、基本的な材料や作製工程が定められていますが、場合によっては追加費用が発生することがあります。たとえば、特殊な調整や修理、患者様の希望による特別な材料の使用などが該当します。

また、定期的な調整やメンテナンスが必要な場合、それが保険範囲外となることもあるため、事前に確認することが重要です。

自費診療の費用が高くなる理由

自費診療の入れ歯は、使用できる材料や技術に制限がなく、見た目や装着感にこだわったオーダーメイドの治療が可能です。そのため、技工士の手間や高度な技術、審美性を追求した素材選択などが費用に反映されます。

また、個々の症例に合わせた細やかな調整や、治療後のアフターケアも含まれる場合が多く、総額が高くなる傾向があります。

見積もり時に確認すべきポイント

見積もりを受ける際は、入れ歯本体の費用だけでなく、調整や修理、定期検診など将来的にかかる可能性のある費用も確認しましょう。

また、治療内容や使用する材料、保証期間の有無、アフターケアの範囲なども重要なチェックポイントです。

入れ歯の費用で後悔しないための選び方

入れ歯の費用で後悔しないための選び方を説明するイメージ

入れ歯の費用で後悔しないためには、治療内容や自分に合った選択肢をしっかり理解することが大切です。

自分に合った入れ歯を選ぶポイント

入れ歯には保険適用のものと自費診療のものがあり、素材や装着感、見た目の自然さなどが異なります。自分の生活スタイルや噛む力、アレルギーの有無などを歯科医師と相談しながら選ぶことで、より満足度の高い入れ歯を目指すことができます。

また、部分入れ歯か総入れ歯かによっても選択肢が変わるため、自分の口腔内の状態をしっかり把握しておくことが重要です。

費用と機能性のバランスを考えるコツ

費用面だけでなく、長期的に使い続けることを考慮して機能性や耐久性も比較検討しましょう。保険適用の入れ歯は費用を抑えられますが、素材や見た目に制限があります。

一方、自費診療の入れ歯は費用が高くなる傾向がありますが、快適さや審美性に優れている場合があります。

歯科医院選びのチェックポイント

入れ歯治療は歯科医院ごとに対応できる素材や技術、アフターケア体制が異なります。説明が丁寧で、治療計画や費用の見積もりを明確に提示してくれる医院を選ぶと安心です。

また、実際に入れ歯治療を受けた方の口コミや、アフターケアの充実度も参考にするとよいでしょう。

まとめ

入れ歯を付けて美味しく食事をする男女

入れ歯の費用は、保険適用か自費診療かによって大きく異なります。保険適用の入れ歯は比較的安価ですが、素材や見た目に制限があります。

一方、自費診療の入れ歯は費用が高くなる傾向がありますが、見た目や装着感などの面で選択肢が広がります。入れ歯以外にもインプラントなどの治療法があり、それぞれ費用や特徴が異なります。

費用面で後悔しないためには、治療内容や将来のメンテナンスも含めて総合的に検討することが大切です。

入れ歯治療を検討されている方は、各務原市蘇原新生町、名鉄「三柿野駅」より徒歩20分、JR「蘇原駅」より徒歩15分にある歯医者「中西歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、長年の経験で培った技術と日々の研鑽に基づき、虫歯治療から専門的な治療まで、お一人おひとりのお悩みに丁寧にお応えいたします。

当院の診療案内ページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。

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